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ソニーのAI・IoT事業子会社、三井住友信託の不動産ビジネス実証実験に参加

ブロックチェーン活用の不動産情報基盤でIoTの有効性を検証

ソニーのグループのSRE AI Partnersは9月20日、三井住友信託銀行が実施する、不動産ビジネスでのブロックチェーン活用の実証実験に参加することを発表した。同実験は、ブロックチェーンを活用し不動産取引における情報の透明性を保ち、取引しやすい環境の実現を目的とする。

実証実験は三井住友信託銀行が主導し、富士通の研究組織Open Innovation Gatewayらと共に進めている。2019年1月からスタートした第1段階では、ブロックチェーンにより、改ざん困難な形式で不動産関連情報を記録する仕組みが構築できることを確認した。

実験は8月より第2段階に移行しており、関連情報を時系列に蓄積し、不動産取引にて活用することで、新たなビジネス機会の創出と不動産取引市場の活性化を目的に、協働する複数の不動産ビジネス事業者とのビジネススキーム内における技術の検証と課題の整理を行う。

SRE AI Partnersは、AIとコンサルティングを組み合わせたAIソリューション事業を展開している。今回の実験では、IoTの活用も含めて、どのような付加的な情報蓄積が、不動産取引市場の更なる活性化に役立つかという点について検討していくという。