仮想通貨(暗号資産)ニュース
国内ユーザーの仮想通貨現物評価額は6か月連続でビットコインが首位をキープ
BTC・XRP・ETH・BCH・MONA・LTCの保有量は増加するも評価額は下落傾向=JVCEA調べ
2019年11月11日 06:00
日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は11月8日、同協会に所属する会員の取引データに基づく月次統計資料の最新版を公表した。資料によると2019年9月末時点において、国内交換所の利用者が保有する仮想通貨の評価額は、第1位がBitcoin。第2位はRipple、第3位はEthereumと続く。この並びは2019年4月以降変化していない。2018年12月から2019年3月まで、首位はRippleだった。
国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨について、2019年9月末時点における保有数量と評価額は以下の通り。8月からの推移では、6種の仮想通貨すべてで保有量は増加したが、9月のBTC相場下落に連動する形で、評価額はRippleとEthereum以外は軒並み下落しているのが特徴だ。
Bitcoin(ビットコイン)の現物保有量は15万4452BTCで、評価額が1380億4500万円。証拠金取引は建玉が1万8417BTCで、評価額が165億5600万円。
そのほかの主要仮想通貨については、現物保有状況のみを公表している。
Ripple(リップル)は29億8904万8467XRPで、評価額が831億7800万円。
Ethereum(イーサリアム)は113万8955ETHで、評価額が217億5800万円。
Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)は33万338BCHで、評価額が82億3900万円。
Monacoin(モナコイン)は5040万3672MONAで、評価額が62億6600万円。
Litecoin(ライトコイン)は47万9329LTCで、評価額が29億2600万円。
利用者の全体口座数は、設定口座が307万6204口座、稼働口座が194万6433口座。そのうち証拠金取引の設定口座が225万2844口座、稼働口座が57万2356口座となる。
JVCEAは仮想通貨の取引理解の一助として、協会会員各社の取引状況を集計。みなし業者を含む国内の仮想通貨交換業者19社が提出する取引状況を合算し、2018年12月から2019年9月までの月次統計資料として公式サイトで公表している。