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米リップル、メキシコの仮想通貨交換所Bitsoへ出資

ラテンアメリカでの海外送金システムODL利用拡大への足がかり

(Image: Shutterstock.com)

米リップルは10月14日、メキシコの仮想通貨交換所Bitsoへの出資と、同社取締役会への参加を発表した。Bitsoは2014年にメキシコ初の仮想通貨交換所として設立。2019年7月にジブラルタル金融サービス委員会(GFSC)から、ラテンアメリカで初めて国際的な規制に準拠した仮想通貨交換所として、認可を得ている。米リップルはBitsoとの連携を強化することで、ラテンアメリカでの海外送金システムODL(On-Demand Liquidity、旧:xRapid)の利用拡大を狙うという。

米リップルは、6月から開始したマネーグラムとの提携により、RippleNetによるメキシコへの送金経路を確保している。Bitsoは、リップルの仮想通貨XRPを用いた海外送金システムODLの、ラテンアメリカ地域での主要なパートナーになるとのこと。

米リップルは10月9日にも、英国のフィンテック企業フィナストラ(Finastra)のRippleNetへの加盟とODLの導入を発表していた。世界のトップバンクのほとんどと協力関係にあるというフィナストラの加入により、すでに200を越えるRippleNet加盟の金融機関は、さらに広大な銀行ネットワークにアクセスすることが可能になったという。