仮想通貨(暗号資産)ニュース

待望のビットコイン先物Bakkt、ぱっとしない=CoinGeckoニュースハイライト

2019年夏最大の事件はBITPoint。「交換所に長期間預けるべきでない」

2019年7月のニュースハイライト(CoinGeckoより引用、以下同)

仮想通貨のグローバルランキングサイト「CoinGecko」は、仮想通貨に関する2019年第3四半期レポートを公開。7月から9月の間に、仮想通貨業界で起きた出来事をまとめた。最も強調されたのは7月に起きたBITPointの不正流出事件。鳴り物入りで9月に公開されたBakktのBitcoin先物取引が、想定を下回ったことも取り上げている。

2019年8月のニュースハイライト

CoinGeckoは第3四半期のニュースハイライトとして、第一にBITPointの不正流出事件を取り上げた。同交換所では7月12日に30億円相当の仮想通貨が流出した。BITPointは影響のあったユーザーすべてに返金を保証したが、今後異なる交換所で同様の事件が起きた際、被害や運営会社の体制によってはユーザーにも直接的な被害が及ぶ可能性がある。CoinGeckoは「取引所に長い期間仮想通貨を保管しないこと」として、利用者にも一定の自己防衛を求めている。

ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所は、9月23日にBitcoin(BTC)の先物取引プラットフォームを開設した。期末であるためCoinGeckoのレポートは1週間分のデータに基づくが、「今のところぱっとしない取引高」と評した。開設当日の取引高は71BTC、第1週を終えて623BTCだったという。

2019年9月のニュースハイライト