仮想通貨(暗号資産)ニュース

CoinGecko、仮想通貨デリバティブの値動き等データ提供を開始

GMOコインやbitFlyerの先物・レバレッジ含む21の交換所から取引量など集計

(Image: Marc Bruxelle / Shutterstock.com)

CoinGeckoは10月29日、仮想通貨のデリバティブ取引に関するデータ提供を開始した。Bitcoin、Ethereum、その他の仮想通貨のレバレッジ取引(Perpetual)、先物取引(Futures)を銘柄ごとに分類した指標や、交換所ごとの24時間あたりの取引ボリュームなどを閲覧できる。データは、デリバティブを扱う21の仮想通貨交換所から、100以上の銘柄を集計しているという。

たとえばBitcoinのパーペチュアルには、GMOコインの「仮想通貨FX」、bitFlyerの「Lightning FX」でそれぞれ提供中のBTC対日本円銘柄が含まれる。同じく、bitFlyerが「Lightning Futures」で提供しているBitcoin対日本円の先物取引も、Bitcoinの先物取引の1つとしてデータ化され、銘柄ごとに比較できる。交換所ごとの日間、週間の取引高などを比較することも可能だ。

交換所ごとのデリバティブの取引高などを比較できる(CoinGeckoより引用)

CoinGeckoは2019年第3四半期の市況レポートで、仮想通貨デリバティブの活性化を報告。デリバティブ向けのデータ提供を予告していた。同社によると、仮想通貨デリバティブに関する価格・建玉・ベーシス・手数料・有効期限・取引量などの指標を、包括的に扱うデータの公開は世界初とのこと。トレーダーの意思決定のためのデータとして提供していくという。