仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨デリバティブの交換所、CoinGecko掲載件数3倍増

3か月で提供者が急増。オプション・先物の仕組みを解説

デリバティブ取引の概況(CoinGeckoより引用、以下同)

仮想通貨のデリバティブ取引は、国内でも活発に行われているが、2020年に施行予定の法改正で、金融商品として組み込まれる。目下、規制のあり方については議論が行われている。仮想通貨のグローバルランキングサイト「CoinGecko」は、2019年第3四半期を通して、世界的に仮想通貨デリバティブ分野が盛況であることを報告した。

CoinGeckoによると、同サイトに掲載されたデリバティブ取引所は2019年7月1日時点で6件だった。ところが、四半期末となる10月1日時点で17件にまで増加したという。主要な提供者としてBinanceやBitmex、HuobiやbitFlyerらが運営する各サービスを挙げているが、さらに多くの企業が参加した。CoinGeckoは、デリバティブマーケットを観察するためのデータを準備中だという。

そもそも仮想通貨デリバティブ取引とは何なのか、CoinGeckoが解説した。端的に言うと非現物の取引、アセット自体ではなく「契約の取引」だ。デリバティブ取引の一種として、国内では「仮想通貨FX」や「仮想通貨レバレッジ」等の名称で、デリバティブの一種である先渡取引などが提供されている。デリバティブには、将来の取引を扱うオプションやスワップ、先物取引といった形態も含まれる。

仮想通貨デリバティブとは
オプションの具体例
先物の具体例