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日本・ベトナム間の海外送金、リップル社の技術で高速化に成功

RippleNet活用。ベトナムTPBankが同国初ブロックチェーン利用の海外送金経路を確立

(Image: Shutterstock.com)

ベトナムの銀行TPBankは11月4日、米リップルが開発する国際送金ネットワークRippleNetに加入し、ベトナムの銀行で初めて海外送金へのブロックチェーン利用を開始した。同行は11月初頭より、日本とベトナム間の海外送金に同技術を適用し、送金に成功したという。

TPBankは、2018年初頭にNAPASと協力しベトナム国内での銀行間送金にブロックチェーン技術を導入。ブロックチェーンを用いて国内送金に成功した同国初の銀行であり、今回、同国で初めて海外送金にも成功した。

TPBankは発表時点で、日本とベトナム間の送金にブロックチェーン技術を導入済み。同経路においては従来数時間かかっていたところを、数分にまで短縮しているという。今後、韓国とベトナム間の海外送金においても、同様にRippleNetを活用したブロックチェーン技術を導入する予定としている。

米リップルが提供するRippleNetは、同社が開発する分散型台帳技術「xCurrent」、仮想通貨XRPを活用する国際送金システム「ODL」(旧xRapid)、外部のシステムからRippleNetへの接続を可能とする「xVia」といったソフトウェアで構成される、国際送金を目的とする決済ネットワークソリューションである。