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イーサリアム、日本時間12月5日深夜26時頃にハードフォーク

イスタンブール対応版のノード運用ソフト「Geth 1.9.7」配信開始

(Image: Shutterstock.com)

Ethereumの次期アップデート「イスタンブール」(Istanbul)のハードフォークは、第906万9000ブロックで実行されることが10月30日に決定した。当初12月4日頃を予定したが、Etherscanによる直近の平均ブロック生成時間を用いた計算では、日本時間で12月5日深夜26時前後が実施予定時刻となる。

Ethereumの主要なノード運用ソフトウェアであるGeth(Go-Ethereum)は11月7日、同アップデートに対応するバージョン1.9.7をリリースした。ノード運用者は、ハードフォークの期日までにソフトウェアの更新が必須となる。

イスタンブールのアップデート項目はEIP-1679にまとめられている。最終的に下記の6項目が採択された。アップデート後、既存のブロックとは後方互換性がなくなるため、ハードフォークとなる。


    【イスタンブールのアップデート項目】
  • EIP-152
    EVMへのBLAKE2b Fプリコンパイルの追加
  • EIP-1108
    alt_bn128プリコンパイルにおけるガス代の削減
  • EIP-1344
    EVMに現在のチェーンIDを返す命令コード「ChainID」を追加
  • EIP-1884
    木構造のサイズに基づいたEVM命令コードのガス代調整
  • EIP-2028
    トランザクションのCalldata内のガス代を1バイトあたり16ガスへ削減
  • EIP-2200
    EVMのSLOAD命令のガス代変更に伴うSSTORE命令のガス代の再調整
    EIP-1283EIP-1706を統合した代替案