仮想通貨(暗号資産)ニュース

ANA出資の越境EC提供会社ACDがQFPay・Alchemyと提携

仮想通貨・アリペイ・楽天ペイ等に対応のハイブリッド決済を世界展開へ

ANA(全日空)ホールディングスが出資する越境ECシステムの開発会社ACD社は11月27日、仮想通貨決済基盤を持つAlchemyと中国人向けのQR決済システムを提供するQFPayの3社間で戦略的パートナーシップ契約の締結を発表した。ACD社がICOプロジェクトとして発行するACDコインによる決済システムのアジア圏を含む世界展開の共同推進に合意したことを明らかにした。

契約の締結によりACD社は、AlchemyとQFPayが共同開発したハイブリッド暗号資産(仮想通貨)決済および法定通貨支払いソリューション(ハイブリッド支払いソリューション)とのシステム連携を行っていく。すでにACD社はAlchemyとACDコインを実装する開発を進めている。

システム連携により、ハイブリッド支払いソリューションに実装済みのアリペイ、WeChat Pay、楽天ペイなどが利用できるほか、ACDコインおよびBitcoin、Ethereum、Bitcoin Cashなど一般的な仮想通貨からの支払いを受け入れることが可能になるという。

さらにACD社は、将来的には日本で国際航空貨物配送やロジスティクス等と連携したECプラットフォームを展開し、ANAグループのリソースを活用して、ACD社とQFPayが持つ日本およびアジア全域でのオンラインおよびオフラインのマーチャントネットワークでACDコイン利用の拡大を図っていくことも明かしている。