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電力会社のロードカーブ分析を分散DB活用し効率化

ENS社の帳票作成・需給調整等に導入。クロスキャットが開発

ITソリューションサービスを提供するクロスキャットは12月11日、Scalar社の分散データベース「Scalar DB」を用いた電力の管理システムを発表した。電力小売事業者のイーネットワークシステムズ(ENS)社向けに構築した同システムは、電気使用実態(ロードカーブ)の分析業務を効率化し、より多数の契約件数にも対応可能だという。

ENS社は、法定帳票等の作成や電気使用実態分析に30分電力量計メッセージデータを使用している。電力小売事業者は契約世帯数の増加に伴い、システムの拡張性が求められていることから、ENS社は取得したこれらのメッセージデータを活用した新たなビジネスの開発・運用を検討してきた。

メッセージデータの取得・集計・分析にあたり、システム基盤は電力量計メッセージデータを常時30分毎に取得・格納するための高い可用性が求められるという。新システムは、要件を満たしながらデータの登録と索引更新が同時に行えるScalar社の分散データベース「Scalar DB」を採用することで、課題を解決した。