仮想通貨(暗号資産)ニュース
TwitterジャックCEOのビットコイン開発部門、ライトニング主要開発者へ資金提供
匿名開発者は14年務めた本業を退職。オープンソースのフルタイムワーカーに
2019年12月12日 13:05
TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏がBitcoinのボランティア開発者を支援する目的で立ち上げた事業Square Cryptoは12月12日、ハンドルネーム「ZmnSCPxj」として活動する匿名開発者への資金提供を行った。同開発者は14年間務めた本業を退職し、今後はBitcoinとライトニングネットワークの開発のためにフルタイムで働くという。
ZmnSCPxj氏はライトニングネットワークやc-lightningの開発に2年間無償で貢献してきた人物。開発者向けのメーリングリストlightning-devでの情報共有などを積極的に行っているという。同氏のストイックな働き方から、「AIなのではないか」という噂もあるが、氏は今回の資金提供に際して改めて「ロボットではない」ことを強調している。
資金提供にあたって、Square Crypto側はZmnSCPxj氏に国籍や住所を一切問わなかった。氏が「GMT+8のタイムゾーンのどこか」に住んでいる以外の一切の情報を得ていないとのこと。指定の仮想通貨ウォレットアドレスへ、直接助成金の振り込みを行っただけの関係ということだろう。
In a move that could never happen in any other space, we’re supplying a grant to what looks at first glance like a hash function. Please welcome ZmnSCPxj to the small but growing family of Square Crypto grant recipients.
— Square Crypto (@sqcrypto)December 11, 2019