仮想通貨(暗号資産)ニュース

JCB、B2B向けブロックチェーン決済基盤の導入に着手

国内中小企業向けに低コスト・効率化目指し米Paystandと提携

企業間決済における請求書発行・支払などの一連のプロセスのデジタル化・自動化、プレスリリースより引用

クレジットカード会社のジェーシービー(JCB)は12月20日、ブロックチェーン活用の低コストB2B決済プラットフォームを提供する米スタートアップ企業Paystand Inc(Paystand)と決済ソリューション構築の協業に関する覚書を締結した。日本の中小企業向けに新たなサービスを検討していくことを明らかにした。

日本国内においては、10月の消費増税に伴い軽減税率制度が導入され、税率ごとに区分した経理処理・申告が必須となった。2023年10月からはインボイス制度(適格請求書等保存方式)が導入されるなど、企業の業務処理は複雑化の傾向にあり、B2B決済市場においても、デジタル化およびキャッシュレス化のニーズが高まってきているという。

JCBとPaystandは、こうした業務処理の複雑化に対応した低コストかつシンプルなB2B決済プラットフォームの提供を行うことで、中小企業にとってメリットのある決済サービスの実現を目指す。両社は、多様なデジタルプラットフォームを活用し、新しいサービスモデルの創出を目標に取り組んでいくとした。