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船舶のCO2排出削減、ブロックチェーンで=天気予報のウェザーニュース

海運業界の低炭素化に向けChaintopeと共同研究開始

気象総合サイト「ウェザーニュース」を運営するウェザーニューズは12月25日、海運業界のCO2排出量削減に向けChaintopeと共同研究を開始したことを発表した。ブロックチェーンを用いて、船舶の運航中に削減したCO2排出量のデータ記録を行い、客観的な評価を行うサービス「マリンカーボンブロッキング」を提供する予定だという。海運業界が実施する気候変動への取り組みの支援を目的としている。

「マリンカーボンブロッキング」は、 ウェザーニューズのOSR(Optimum Ship Routeing)サービスを活用している海運会社が航海中に削減した燃料消費量を、過去50万航海以上のサービス実績データなどを用いて算定、CO2排出削減量に換算して記録、可視化。ブロックチェーンの特性である耐改ざん性と透明性を生かし、客観的で信頼できるデータとして視覚化する。将来的には企業間での低炭素化を支援するサービスを目指すという。

共同研究は来春までを予定しており、サービス基盤の開発はその後となる。2020年夏に、ウェザーニューズのOSRサービス利用者向けに実用化を進めるとのこと。