仮想通貨(暗号資産)ニュース
ビットコインのハッシュレートが史上最高値を記録
1月5日、117EH/sに。2020年2度目の数値更新
2020年1月7日 12:42
BitInfoChartsによると、Bitcoin(ビットコイン)のマイニングにおけるハッシュレートが1月5日、117.1573EH/s(エクサハッシュ)を記録し、過去最高値を更新した。2日にも114.501EH/sで最高値を更新しており、年明け早々から立て続けにハッシュレートが上昇している。
ハッシュレートとは、Bitcoinをマイニングをする際の1秒間に行う演算回数、採掘速度を示す数値である。E(エクサ)は、K(キロ)、M(メガ)、G (ギガ)、T(テラ)、P(ペタ)と続く単位の1つ上の単位で、1EH/sは1秒間に100京回のハッシュ計算が計算できる能力を表す。100EH/sは、1万京回となる。
ハッシュレートの上昇は、より多くのマイナーがBitcoinのPoWに参加していることを意味する。Bitcoinはハッシュレートが上昇することで、マイニング難易度(Difficulty)も上昇するようマイニングアルゴリズムが設計されているが、マイニング難易度も過去最高の数値を示している。
ハッシュレートの上昇はBitcoinネットワークのセキュリティ向上につながるが、上昇しすぎるとマイニングの際の消費電力量が上昇し、マイナーの収益性が低下することにもなる。また、個人マイナーがマイニングに参加しにくくなり、有力マイニングプールが有利になり、中央集権的になる恐れもある。