国内のJCB加盟店でJCBギフトカード偽造券発覚

リリースより引用

ジェーシービーは1月10日、国内のJCB加盟店において同社が発行するJCBギフトカード1000円券の偽造券が発見されたことを明らかにした。同社は偽造券への注意喚起とともに、偽造券の特徴を示し、真正券との相違点を報告した。

偽造券は精巧なデザインで印刷されているが、以下の3か所に真正券との相違点があるという。

1. 裏面左上に表記されている券番号が4桁-2桁-6桁-2桁に分割されている。
   真正券は、4桁-8桁-2桁で8桁のところにスペースがない。
2. 「取扱店様控え」を切り取るためのミシン目（切り取り線）がはっきり見える。
   真正券はミシン目が見えない。
3. 偽造券は、表面右下の金額表示「1000」が半分黒みがかった部分の手触りが「ざらざら」ではなく、「つるつる」している。なお、真正券は水平に近い角度から見る（横から見る）と「1000」の数字が浮き出て見える。

同社は、今後もJCBギフトカードの偽造防止に努めるとともに、加盟店との協力体制を築き、偽造券の流通防止の取り組みを継続していくとした。

具体的な偽造・流通防止方法については触れられていないが、ブロックチェーンはこういったケースでの偽造防止等に役立つのではないだろうか。すでにコンサートやスポーツ観戦においては、チケット転売防止等にブロックチェーンの活用が行われている（関連記事1、関連記事2）。また、学位や卒業証明書をブロックチェーンによって発行し、偽造の防止、証書の真正性を証明するような事例も登場している（関連記事）。