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リブラ協会、プロジェクトの自治担う独立組織を設立

仮想通貨Libraの技術開発を管理する技術運営委員5名を任命

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨Libra(リブラ)を運営するリブラ協会は1月16日、リブラプロジェクトの技術運営委員会(TSC)の運営委員となる5人のメンバーを任命した。TSCは、リブラの技術開発を管理する委員会となる。

リブラ協会は2019年12月16日に、リブラネットワークの技術設計と開発を監督・調整する技術開発の管理をするTSCの設立を決定。リブラプロジェクトに専門知識を提供する5人のメンバーを、TSC運営委員として選出した。

TSCの役割は、以下の通り。

  • リブラネットワーク技術的ロードマップの策定
  • 特定の問題を研究するテクニカルワーキンググループの形成
  • コードベースの開発ガイド
  • 健全なリブラ開発者コミュニティの構築

TSCにはリブラプロジェクトの自治権があり、どの組織からも独立していることがリブラ協会のビジョンとなる。

TSCは、2020年第1四半期には、技術ガバナンスフレームワークと関連文書を発行する予定になっている。これには、オープンソースコミュニティがネットワークに技術的な変更を提案できるプロセスと、その提案を評価するための透明性のあるプロセスが含まれるという。

任命されたTSC運営委員は、以下の5人。

  • Anchorage社共同創立者兼社長のDiogo Monica氏
  • Calibra社リブラコア製品リードのGeorge Cabrera III氏
  • Bison Trails社CEOのJoe Lallouz氏
  • ユニオンスクエアベンチャーズのパートナーNick Grossman氏
  • Meric Corps社新興技術担当ディレクターのRic Shreves氏