仮想通貨(暗号資産)ニュース

GMOコイン、通期利益は前年比22.9%増の8.8億円

スプレッド引き下げ効果で顧客基盤を拡大

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨交換業者GMOコインの2019年12月期決算(1月から12月)は減収増益で、営業収益は前年比2.3%減の39億4000万円、営業利益は前年比22.9%増の8億8000万円となった。通期の売買代金は9兆3000億円(前年同期5兆1000億円)、預り資産残高は261億円(前年同期211億円)を記録。GMOフィナンシャルホールディングス(GMOフィナンシャルHD)が2月5日に発表した。

GMOコインは2019年7月31日、仮想通貨の最大レバレッジ倍率を10倍から4倍へと引き下げた。その影響で8月から12月にかけて取引高が大幅に減少したが、通期では増益。要因は口座数の増加にあるという。

GMOコインはスプレッドの引き下げ効果により、顧客基盤を順調に拡大し、今期末は前年同期から7万4000口座増の29万9000口座に到達。顧客は男性が81.7%、女性が18.3%で、男女ともに30代と40代が多い。

金融庁の規制方針となるレバレッジ「2倍」規制に対しては、さらなる顧客基盤拡大で対応するとした。

売買代金・セグメント収益の推移
口座数と預り資金の推移