仮想通貨(暗号資産)ニュース

GMO、仮想通貨事業は黒字転換「見通し明るい」

マイニング事業は準備完了。ステーブルコインを2020年前半に投入予定

(Image: Shutterstock.com)

GMOインターネット2月12日、同社2019年12月期「通期決算説明会」を開催した。2019年を通して、仮想通貨事業全体では減収増益。マイニング事業の電力・用地確保が完了し、収益化が見込めること、2020年上半期にはステーブルコイン「GYEN」発行を予定していることなどから、登壇したグループ代表の熊谷正寿氏らは「見通しは明るい」と強調した。

GMOインターネットの仮想通貨事業は、売上高は前年比26.4%減の60億7000万円と減収するも、営業利益が9億5000万円の増益を計上、前年同期の13億6200万円減収から黒字に転換した。減収増益の理由には、仮想通貨取引のビジネスモデルが確立してきたことと、マイニングが事業再構築によるコスト削減効果で黒字に転換したことを挙げている。

マイニング事業については、マイニング新拠点での展開の遅れはあったものの、格安の電力および用地の確保が完了したという。マイニングマシンの稼働もまもなく開始が可能となった。よって第4四半期をボトムに今後は上昇の見通しだという。今後は、さらなる低コスト戦略を取り、利益貢献を目指すという。

通期決算サマリー(リリースより引用、以下同)
通期決算総括
仮想通貨交換、売買代金・口座数