仮想通貨(暗号資産)ニュース

ウォーレン・バフェット氏、「ビットコインより土地を買いたい」

1月の会食でトロン創業者に指摘と報道

バークシャー・ハサウェイCEOのウォーレン・バフェット氏=2015年5月2日撮影(Image: Kent Sievers / Shutterstock.com)

著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、仮想通貨トロン(Tron)創業者のジャスティン・サン(孫宇晨)氏との食事会で、「Bitcoinは貝殻のようなもので、価値はない」と述べたと、THE DAILY HODLが報じた。

記事では情報の出所は明らかにされていないが、バフェット氏はサン氏に対して、「何かを植えて収穫することはできますが、Bitcoinはブロックチェーンの価値を体現することはできません。また、価値があるからといって、それが良い投資であるというわけではありません」と話し、Bitcoinへの投資に後ろ向きな考えを示した。

バフェット氏は、Bitcoinより土地を買う方がよく、また、米ドルのシステムと株式に満足しているとも述べた。

また、若い人々の間でもBitcoinの魅力が今以上に認知される可能性は低いとし、「孫には私の資産を米ドルで相続してほしい」「米ドルは価値を蓄えることができるが、Bitcoinはそれができないため、貝殻のようなものだ」と語った。

サン氏は1月23日にバフェット氏と会食したことをTwitterで報告。バフェット氏が「ブロックチェーンは今後10年、決済産業で重要な役割を果たす」「ブロックチェーンには大きな可能性がある」と語ったことや、サン氏がBitcoinとトロンを贈り、バフェット氏が「Bitcoinホルダーになった」と報告した。

バフェット氏はこれまで、ブロックチェーンを評価する一方で、Bitcoinに対しては「ペテン師を魅了するもの」「蜃気楼」「ギャンブル装置」「殺鼠剤を二乗した殺傷力を持つ」「通貨ではない」とこき下ろして来た。