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ビットコインキャッシュ、5月のハードフォークに向けソフトウェア更新

マイニング報酬5%の開発費充当など含むBitcoin ABCバージョン0.21.0をリリース

(Image: Shutterstock.com)

Bitcoin Cash(BCH)の開発を統括するBticoin ABCは2月18日、ノード運用ソフトウェア「Bitcoin ABC」バージョン0.21.0をリリースした。Bitcoin Cashは半年周期でハードフォークを伴うネットワークアップグレードを実施しているが、今回のバージョンアップは日本時間5月15日21時(UNIXタイムスタンプ:1589544000)前後に予定しているハードフォーク対応版のリリースとなる。

Bitcoin ABCのバージョン0.21.0には、15日に発表されたマイニング報酬の5%を徴収し、開発資金としてエコシステムへ分配する仕組みが組み込まれた。BIP-9によるハードフォークを伴わない仕様変更として適用される。適用開始時期についてはマイナーの同意を経て行われるため、発表時点では未定となっている。

ハードフォークでの変更点は、以下の4項目。


    【コンセンサスルールの変更】
  • スクリプト実行時の署名チェックを既存のSigOpsによる方式からSigChecks方式へ変更
  • 文字列内のバイトを逆順にする命令「OP_REVERSEBYTES」を追加

    【ポリシーの変更】
  • メモリプール内のトランザクションチェーン最大参照数デフォルト値を25から50へ変更
  • リプレイプロテクションの更新
Bitcoin Cashの開発ロードマップ(Bitcoin ABC 公式サイトより引用)