仮想通貨(暗号資産)ニュース

コインチェック、仮想通貨クアンタムを新規上場へ

Qtum(QTUM)の送受金・売買など提供。取扱い開始日時は未定

コインチェックは2月25日、同社が運営する仮想通貨交換所Coincheckにて、仮想通貨Qtum(クアンタム)を新たに上場することを発表した。取り扱いの開始日時は、今回の発表時点では明らかにしていない。同交換所が取り扱う12番目の仮想通貨になるという。国内の仮想通貨交換所でクアンタムの上場を表明したのは同社が初めて。

クアンタムの通貨コードはQTUM。取り扱い開始後は、Coincheckのアプリ版およびWEB版にて、QTUMの送受金と売買が行える。また、「Coincheck貸仮想通貨」にも対応するという。

クアンタムは、2016年12月にQtum財団のオープンソースブロックチェーンプロジェクトで開発された仮想通貨。独自技術により、ビットコインで用いられている安全性の高い残高確認方式を採用しつつ、イーサリアムのスマートコントラクトを実装することができるため、「ビットコインとイーサリアムの長所を掛け合わせた仮想通貨」だとコインチェックは説明した。

クアンタムのネットワークは2500基程度(2月25日時点)のノードにより構成される。分布は約50%が韓国で、偏りは見られるものの十分な分散性があると言えるだろう。Qtum財団はフルノード運用者へのランダム配当プログラム「Qtum Galaxy」を定期的に実施しており、小さなハッシュレートでもインセンティブを受けられる機会がある。そのため、個人レベルでのノード運用が活発だ。