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「けものフレンズ」アートワーク16点のデジタル所有権をアニークが販売開始

二次流通の支払い額一部をけものフレンズプロジェクトへ還元

リミテッド・エディションに含まれる額装絵のイメージ©KFP

アニメ、マンガ、ゲームなどのアートワークの売買サービスを提供するAnique(アニーク)は2月26日、「けものフレンズ」のコンセプトデザイナー吉崎観音氏が描いた歴代アートワーク16点について、デジタル所有権の販売を開始した。売上金の一部は、環境保全団体である世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)へ寄付するという。

アニークは同企画の特設サイトをオープンし、デジタル所有権16点を抽選販売する。購入者は作品の所有者であることがブロックチェーンに記録される。高解像度のマスターデータを閲覧できるほか、該当作品を印刷する権利も含まれ、別途料金を支払えば現物の高精細プリントを依頼することができる。また、デジタル所有権は売却も可能だ。

アートワークの保有履歴はブロックチェーンに記録される。売却後も歴代オーナーとして100%証明されるという。©KFP

デジタル所有権の抽選販売は3月9日12時まで申し込みを受け付ける。アートワークのデジタル所有権のみで単価1万1000円。額装絵とセットになる「リミテッド・エディション」は7万7000円とのこと。

アニークは、デジタル所有権の二次流通について、売買金額の一部をアートワークの制作者へ還元する仕組みを実装予定。「けものフレンズ」のアートワークに関しては、2020年3月以降にアニーク上でデジタル所有権の移転が可能になる。譲渡金額の一部がけものフレンズプロジェクト(KFP)へ還元され、次回作を生む源になるという。