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経営破綻の中国仮想通貨交換所FCoin、債権者グループが創業者の家族を“軟禁”

債権者からの通報で警察の電話もパンク状態

(Image: Shutterstock.com)

2月17日に仮想通貨取引所「FCoin」の経営破綻と、資金不足によりユーザーへの返金が現時点でできないことを公表した創業者の一人である張建氏が29日、リリースで再建プランの進ちょく状況を報告した。張氏の家族が債権者に“軟禁”されたことを受けての措置だ。

中国ブロックチェーンメディアの星球日報(ODAILY)が債権者グループを取材し、詳報している。

債権者たちは2月28日、杭州市のホテルで張健氏の妻と両親、妹の李莹莹氏を取り囲んだ。

債権者でつくるSNSグループ内で、張健氏の家族が出国を計画し、偽造した身分証で航空券を購入したという情報が広がったため、一部の債権者が杭州市にいる家族を見つけ出し、取り囲んだという。

グループ内では、応援のために遠方から杭州市行きの航空券を購入する人や、車で杭州市に向かう人も現れた。さらに、「張健氏を罪に問うには被害者を増やす必要がある。被害者は警察に被害届を出して。警察が遠い人は、電話をかけて」という呼びかけがあり、SNS内で杭州市の被害通報電話番号がシェアされた。

杭州市の警察は星球日報の取材に対し、「FCoinに関する被害の通報が殺到している。今日受けた電話は全部そうだ。被害者の人数と金額を確認している」と回答した。立件するかについては「ホテルにいたのは、張健氏本人ではなく家族であり、今は通報に基づいて、偽造身分証を使ったかなど事実確認をしている」と答えた。

張健氏は2月29日未明、「取引所の再開に向けて努力している。全ての責任は私にある。家族は何の関与もしていない」と声明を出し、再建プランの進ちょく状況も公表した。