仮想通貨(暗号資産)ニュース

米メディアDecryptが広告モデルからトークンモデルに移行

読者に独自トークン配布しAmazonギフト等と交換可能にする計画

米ConsenSys社が出資する仮想通貨関連メディアDecryptは3月5日、フランスのパリで開催されたEthereumカンファレンス「EthCC」にて、独自トークンの発行を発表した。同メディアは、収益形態を広告モデルからトークンモデルへと移行する計画だという。

Decryptは、Ethereumベースのトークン基盤プロバイダであるOst社と提携し、2020年4月から6月(第2四半期)までに独自トークンを発行する。トークンは、読者の利便性を損なうことなく広告パートナーとの関係を収益化する目的で利用されるという。Decryptの読者は、記事を読んだりSNSに共有したりする見返りとして、トークンを報酬として受け取ることができる。

Decryptの独自トークンは、広告主が共同スポンサーとなりシーズンごとにDecryptアプリを介して発行される。読者はシーズンを通してトークンを収集し、アプリ内のウォレットに保存することができる。獲得したトークンは、Ostアフィリエイトプログラムを通じてAmazonやAirbnbのクーポンなどを一例に、商品やサービスとの交換を可能にする計画だ。

Decryptの編集長Josh Quittner氏は、「メディアにおける広告モデルは破綻している。出版社は、クリック数や、編集上の完全性を損なう可能性のある慣行を追いかけることで、減少する広告のシェアをめぐって競争せざるを得なくなっている」と述べ、「Ostと提携することで、読者が興味のあるコンテンツを読み、広告主が邪魔をしないような、革新的なスポンサーシップのアプローチを構築することができた」と語った。

Ostが設計したプラットフォームは、Ethereumブロックチェーン上でトークンを簡単に発行することができるため、ウェブプラットフォーマーは、従来の広告モデルからトークンによる収益機会が得られるトークンモデルに移行できるという。「Decryptはブロックチェーン業界をカバーする有力なメディアであり、読者のコミュニティが非常に活発に活動しているため、このコラボレーションには理想的なパートナーだ」とOstのCEOであるJason Goldberg氏はいう。