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アクセンチュア、シンガポールに状況認識技術の共同開発拠点を開設

市民の安全を守るパブリックセーフティ分野における先端技術を研究

(Image: josefkubes / Shutterstock.com)

アクセンチュアは3月12日、状況認識技術に特化したイノベーションセンターをシンガポールに開設したことを発表した。同施設は、アジア太平洋地域における警察等パブリックセーフティ機関の支援を目的とした先進ソリューションの開発拠点となる。人工知能(AI)、IoT、ブロックチェーン、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)をはじめ、状況認識技術など先端デジタル技術を扱う。

同社は、分析ソフトウェアのプロバイダーであるSASなど大手テクノロジー企業とともに、パブリックセーフティ機関の市民を守るという使命と職務を支援する状況認識ソリューションを共同開発している。最新技術である状況認識ソリューションを通じて、機関の保有するデータをリアルタイムに分析する手法を開発し、パブリックセーフティ機関の課題解決を目指すという。

同施設にてアクセンチュアは、クライアント企業やパブリックセーフティに携わる公的機関の官民のデジタルイノベーターらと協働で、状況認識ソリューションを開発するとのこと。状況認識技術の向上に向けた画期的なアイデアを創出するための場を提供していく。

状況認識(シチュエーションアウェアネス:Situational Awareness)技術は、最新の解析技術やAIを活用し、その場の状況を把握し、何が起きているのかを判断、その原因を理解し、その後どうなるのかを予測する技術。様々な脅威やリスク、危害に備え、公共の安全を脅かす事件に迅速に対応するための技術として期待されている。自動運転などにも応用される先端技術である。