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リップル提携のForte、ゲーム開発・パブリッシャ5社と提携

ネットマーブルやHi-Rez Studiosへブロックチェーンゲーム開発基盤を提供

(Image: Shutterstock.com)

米リップルと提携しブロックチェーンゲーム開発プラットフォームを提供するForte社は3月24日、Hi-Rez Studios、Netmarble(ネットマーブル)などゲーム開発会社およびパブリッシャ5社との提携を発表した。

Forte社の新たな提携先は、ゲーム開発会社Hi-Rez Studios、Netmarble、Magmic、nWay、とパブリッシャのDECA Gamesを合わせた5社。先だって提携を発表済みのDisruptor Beam、Other Ocean、Kongregateを合わせ、ゲーム開発6社とパブリッシャ2社の計8社がForteの基盤を活用する方針だ。

Forte社は2019年2月に、ゲーム業界におけるブロックチェーン技術の採用を加速することを目的に設立された。ブロックチェーン技術を容易に適用し、ユーザー主導型の新しいゲーム経済を実現する開発プラットフォームの提供を掲げる。2019年3月に米リップルの投資部門Xpringと提携し、ブロックチェーンゲームの開発者への出資を目的とするファンドを共同で設立している。

今回Forte社と提携する5社のうち、ネットマーブルとHi-Rez Studiosは日本でも知る人が多いのではないだろうか。

ネットマーブルは、国内ではかつてPC向けオンラインゲームのパブリッシャとして広く知られたが、近年はモバイル向けタイトルの開発に注力している。国内でも提供中のiOS、Android向けMMORPG「リネージュ2 レボリューション」や「ブレイドアンドソウル レボリューション」が代表作だ。

Hi-Rez StudiosはPC、家庭用ゲーム機向けの対戦型ゲーム開発でヒット作を生み出してきた。3人称MOBA(マルチプレーヤーオンラインバトルアリーナ)の「Smite」、3人称シューターの「Paladins」、そしてバトルロワイヤルの「Realm Royale」が代表作だ。チーム対戦型のタイトルとなる「Smite」「Paladins」ではプロシーンの醸成にも注力しており、両タイトルをeスポーツとして展開している。