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米リップル社の国際送金ソリューションxRapidが、3カ国の仮想通貨交換所に採用

米ドル・メキシコペソ・フィリピンペソで即時国際送金を可能にしコストも削減

 米Ripple社は8月16日(現地時間)、同社のブロックチェーン技術を用いた国際送金ソリューション「xRapid」が、仮想通貨交換所を運営する米Bittrex社、メキシコBitso社、フィリピンCoins.ph社の3社に採用されたことを発表した。xRapidによって各国の法定通貨と仮想通貨XRPの相互即時変換が可能となり、送金先通貨建ての口座を必要としない国際送金を迅速に行え、かつ、コストも削減できるという。

 例えば、xRapidを利用した米国からメキシコへの送金フローは以下のようになるとのこと。

  1. 米Bittrexの口座を持つ金融機関が、xRapid経由で米ドルによる支払いを開始すると、即座にXRPへ変換される
  2. XRPでの支払いは、分散型台帳「XRP Ledger」で決済される
  3. メキシコBitsoは、メキシコペソの流動資産プールを通じ、XRPを即座に決済金額に変換、対象銀行口座に決済する

 Ripple社によると、xRapidを利用した米国とメキシコ間の送金試験を5月に行った際には、伝統的な外為ブローカーと比較して平均40~70%の手数料が節約でき、従来なら2~3日かかっていた決済が2分以内で完了したという。