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GMOが仮想通貨マイニングウェア「Cryptknocker byGMO」を無料で提供、WindowsとLinux向け

暗号化技術ノウハウを詰め込んだソフトで誰でもZcashのマイニングが可能に

 GMOインターネットグループで電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社は9月28日、同社が開発する仮想通貨マイニングソフトウェア「Cryptknocker byGMO」を全世界に向けて提供開始したことを発表した。「Cryptknocker」は仮想通貨「Zcash」を始めとするEquihash(エクイハッシュ)アルゴリズムを用いた仮想通貨向けのマイニングソフトウェア。提供元のGMO GlobalSign Pte. Ltd.のWebサイトから無料でダウンロードすることができる。対応するOSは、Windows 7以降、Linux(CentOS 6/7以降、Ubuntu14.04/16.04以降)、対応GPUはNVIDIA製GeForce8以降(GTX1060シリーズ以降推奨)となる。ソフトウェアの利用については無料だが、マイナーが受け取るマイニング報酬のうち2%を開発者報酬として徴収する仕様になっている。

 仮想通貨のマイニング方法は、企業においてはASICを搭載した専用マシンを用いるものが主流になりつつあるが、個人においては演算処理性能の高いGPUを搭載したグラフィックボードを使用する方法も広く行われている。「Cryptknocker」は、GPUマイニングに対応するソフトウェアだ。現在、主要な仮想通貨の基盤に使用されているブロックチェーンには、PKI(公開鍵暗号基盤)をはじめとする暗号化技術が応用されていることから、GMOグローバルサインでは、認証局ビジネスで培ってきた暗号化技術と、そのデータ処理高速化などのノウハウを活かすべく、マイニングソフトウェアの開発を進めてきたという。同社は、ソフトウェアの提供を皮切りに、仮想通貨事業に参入する。

 「Cryptknocker」の特徴は、「Equihash」アルゴリズムに対応したマイニングソフトウェアとしては世界最高速のハッシュレートを実現していると、同社は謳っている。また、現在流通しているマイニングソフトウェアの多くは英語表記のみだが、「Cryptknocker」は、日本語・英語・中国語のサービスサイトを用意している。マイニングを初めて行うユーザーにあわせてFAQなども3か国語で対応。ユーザーは、事前にウォレットを準備し、Webサイトから「Cryptknocker」ダウンロードして起動。起動後にpoolを選択してコマンドを実行するだけで、マイニング可能となる。マイニングに成功すると、報酬のうち98%がユーザーのウォレットへ、残りの2%がソフトウェアの開発者報酬として「Cryptknocker」のウォレットへ自動で入る仕組みになっている。