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eポートフォリオの元になる学習履歴や活動履歴の信用性を高めるブロックチェーン導入の実証実験

SNS型eポートフォリオ「Feelnote」のサマデイとソニー・グローバルエデュケーションが連携して実施

 株式会社サマデイは12月3日、同社のeポートフォリオ作成サービス「Feelnote」(フィールノート)にブロックチェーン技術を導入する実証実験を2019年2月より開始すると発表した。株式会社ソニー・グローバルエデュケーションとの連携で実施し、eポートフォリオの元になる学習履歴や活動履歴の信用性を高めることが目的であるという。

 サマデイ社が開発する「Feelnote」は、公教育機関や課外での学習履歴や活動履歴をSNSシェア感覚でライフログとして蓄積し、eポートフォリオを作成できるサービス。官民協働の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」に採用されている。また、「Feelnote」で作成されるeポートフォリオは、ハーバードやプリンストンなど米国大学が参加している大学入学者選抜システム「Universal College Application」に登録する願書として使用することもできるとのこと。

 これまでも、公教育機関で学習者の学校の成績や学歴などを知ることはできた。しかし、インターネットを使った学習プログラムなど、学習や活動する場は公教育機関に限らず個別化・多様化しているという。これら公教育機関以外の場における経験の真正性を証明することが困難な状況があると、サマデイ社はいう。

 そこで、公教育機関の枠組みを越えて学習・活動を記録できる「Feelnote」が2016年に開発された。「Feelnote」に記録される多様な学習履歴や活動履歴の信用性を高めることを目的に、ソニー・グローバルエデュケーションと連携してブロックチェーン技術を「Feelnote」に導入する。特定の学校の生徒を対象とした実証実験が、2019年2月より実施される。