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ミニストップ、ブロックチェーン活用の再エネ電力取引とCO2排出削減の実証実験に参加へ

埼玉県浦和美園地区で実施、災害時における電力自立運営も視野に

プレスリリースより引用

 ミニストップ株式会社は12月13日、ブロックチェーン技術を用いて再生可能エネルギーの有効活用とCO2排出削減を目指す実証実験に、2019年度から参加することを発表した。本実証実験は、埼玉県に電力系統から切り離された地域を作り、再生可能エネルギーの発電を最大限生かすことを目的としたもの。ミニストップ社は、災害時における電力自立の運営も視野に入れているとのこと。

 「ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値創出モデル事業」は、デジタルグリッド株式会社が代表企業として環境省に採択されたもの。再エネ自己消費価値を売りたいユーザーと、再エネ電源比率を高めたい需要家を仲介し、ブロックチェーン技術を用いた環境価値取引市場において、再エネ価値を取引する実証実験が行われている。

 イオンモール浦和美園、スマートコミュニティ街区の戸建て住宅、さいたま市内のミニストップ5店舗が参加する予定とのこと。本実証実験は、ミニストップ社、デジタルグリッド社、イオンディライト株式会社が埼玉県浦和美園地区で共同実施する。

 ミニストップ5店舗に設置する予定のデジタルグリッドコントローラー(以下、DGC)は、店舗の使用電力だけではなく、気温と気圧の計測センサーも備えており、電力需要の予測に必要なデータを取得できるという。ブロックチェーン技術を用いた取引機能を備えるデジタルグリッドプラットフォーム(DGP)とDGCが通信し、仮想的な電力売買の取引結果を分散型台帳に記録する。