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テックビューロHD、ICO総合プラットフォーム「COMSA」のβ版を公開

テストネット上でCMSとETH・XEMのトークン変換が試せる

 テックビューロホールディングス株式会社(以下、テックビューロHD)は12月18日、ICO総合プラットフォーム「COMSA」のソフトウェア「COMSA CORE」のβ版(テストネット)を公開した。今回公開された「COMSA CORE」β版では、テストネット上のCOMSA(CMS)と、Ethereum(ETH)またはNEM(XEM)それぞれのテストトークンとの変換を試せるという。

 「COMSA CORE」は、異なるブロックチェーン間でトークンのペッグや制御、変換や総量コントロールを行えるソフトウェアで、ブロックチェーンの違いを意識せずにトークンを送受信できる。ユースケースとしては、EthereumのDAppsで独自の投票機能を作らずに「NEM wallet」の投票機能を利用したり、Bitcoin(BTC)決済対応サービスでBTC以外の暗号通貨を利用した決算が可能になる、といった例が示されている。

 「COMSA」は、テックビューロ株式会社よりテックビューロHDへ事業継承されたICO総合プラットフォームだ。そのプラットフォームの核は、「COMSA CORE」と「COMSA HUB」というソフトウェアとなる。開発が進められている「COMSA HUB」は、パプリックブロックチェーン上のマスターアカウントと、「mijin」などのプライベートブロックチェーン内部の勘定システム間で、トークンの残高をコントロールできるというもの。

 なお、同社のロードマップによると、「COMSA CORE」の正式版を2019年夏にリリースする予定だという。「COMSA HUB」のテスト版を2019年春、正式版を2019年冬にリリースする予定としている。