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Ethereum Classic 51%攻撃事件、流出額4分の1の行方をSlowMist社が追跡し経過報告

大手仮想通貨交換所Binance・Bitrueにて換金試みの形跡、一部の出金は水際で阻止

 中国のブロックチェーンセキュリティ企業SlowMistは1月10日、Ethereum Classic(ETC)で発生した51%攻撃に関する調査の途中経過を発表した。同社は1月6日、ETCへの51%攻撃を検知し、その翌日にEthereum Classic開発者と米Coinbase社へ警告。その後も調査に協力していた。調べによると、Coinbase社の報告した被害総額21万9500ETCの内、約4分の1にあたる5万4200ETCの行方が明らかになったという。

 SlowMist社は、Coinbase社が報告した12件の二重支払いの内、7件の追跡を完了。その経過と利用されたウォレット等の情報を開示した。本件で流出の可能性があるとされる総額21万9500ETCの内、約4分の1にあたる5万4200ETCの行方が明らかとなった。攻撃者は大手仮想通貨交換所であるBinance、Bitrueのウォレットを介して通貨の持ち出しを試みた形跡があるという。

 標的とされたBitrueは2回にわたって合計1万3000ETCに及ぶ異常な出金要請があったことを報告。同社の提携するブロックチェーンセキュリティAnChain社と協力の下、二重支払いを早期に検出し同交換所からのETC流出を阻止したことを発表している。Binanceは本件に関する情報を未発表だが、攻撃者が得た4万600ETC以上が同交換所下のウォレットへ入金されたことが明らかとなっている。


 ETCへの51%攻撃は1月6日から1月8日にかけて実施された。SlowMist社は最初の攻撃を、同社が運用するZone IntelligenceとBTI(Blockchain Threat Intelligence)システムによって検知していたという。そのBTIシステムを使用して攻撃者を追跡したとのこと。調査の経過や判明したETCウォレットアドレス、トランザクションハッシュのデータを、本リリース内で公開している。同社は、今後も情報開示により被害拡大の防止と、攻撃者の特定に向けて関係各所と協力しながら調査を継続していく方針を示した。