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Google、BigQueryでDogecoinやBitcoin Cashなど新たに6つのブロックチェーンデータの解析に対応

Bitcoin系6種、Ethereum系2種のデータを簡単に比較分析可能に

(Image: Shutterstock)

 米Googleは2月6日(現地時間)、同社のビッグデータ解析サービス「Google BigQuery」でBitcoin Cash(BCH)、Dash(DASH)、Dogecoin(DOGE)、Litecoin(LTC)、Zcash(ZEC)、Ethereum Classic(ETC)のブロックチェーンデータを新たに解析できるようになったことをGoogle Cloudブログで発表した。同サービスはBitcoin(BTC)とEthereum(ETH)のデータセットをすでに提供しており、今回の更新で全8種のブロックチェーンに対応することとなる。今回追加された6種のブロックチェーンの内、Ethereum Classicを除く5種はBitcoinをベースとしているため、容易に比較分析が可能であるという。同様に、EthereumとEthereum Classic間でも比較分析が可能としている。


    Google BigQueryの対応ブロックチェーン(2019年2月7日時点)
  • Bitcoin(BTC)
  • Bitcoin Cash(BCH)
  • Dash(DASH)
  • Dogecoin(DOGE)
  • Litecoin(LTC)
  • Zcash(ZEC)
  • Ethereum(ETH):ERC20トークンを含む
  • Ethereum Classic(ETC)

 新たに対応したブロックチェーンの内、Bitcoin Cash、Dash、Dogecoin、Litecoin、Zcashは、Bitcoinのブロックチェーンから派生したもの。そのため、BigQueryのBitcoinデータセットと共通スキーマ(データ構造)を採用しており、データセットの名称を変えるだけで容易に比較分析が可能だという。同様に、Ethereum ClassicにもEthereumデータセットと共通スキーマを採用し、簡単に比較分析が行えるとしている。

 Google BigQueryでは、従来の金融データと同様の指標に基づいて仮想通貨を解析することが可能になるという。今回新たに可能となった比較分析を用いた一例として、富の不平等性を示すジニ係数を用いた、8種の仮想通貨の比較分析結果が示された。なお、ジニ係数は本来貨幣経済向けに考案されたもので、値が大きい(1に近い)ほど貧富の格差が大きい状態を示す。仮想通貨との性質の違いによって、データには偏りが生じていることが注意書きとして添えられている。

ジニ係数を用いたブロックチェーン資産分布の比較 ※表中のMakerはERC20トークン

 グラフについて簡単に解説すると、データは複式簿記形式で各ブロックチェーンの通貨分布を正規化したもの。各上位1万件のアドレスが保有する通貨量について、ジニ係数を用いて時系列に沿って視覚化されているという。グラフからは2018年12月のBitcoin、Ethereum、Litecoinのグラフ変動に着目すると、世界最大級の仮想通貨交換所Coinbase社の預かり資本再編との関係が読み取れるなど、いくつかの分析結果が示された。なお、先述の偏りによって、本データから暗号経済学的な結論を出すことは困難としている。