仮想通貨(暗号資産)ニュース

Aerial Partnersが仮想通貨損益計算ソフト「Gtax」に投資補助機能追加、資産管理から確定申告までカバー

NEM Walletのサポートを開始、30の仮想通貨交換所と3つのウォレットに対応

 株式会社Aerial Partnersは2月7日、同社が提供する個人向け仮想通貨損益計算ソフト「Gtax」を全面リニューアルし、投資の意思決定をサポートする機能を追加した。Gtaxは当初、仮想通貨取引に関わる税金の計算をサポートするソフトウェアとして提供されていたが、今回のリニューアルによって、日常的な含み損益や通貨保有量を確認するツールとしても利用可能になるとのこと。また、NEM Walletへの対応、仮想通貨交換所Liquid by Quoineとの提携も発表しており、国内最多となる30の仮想通貨交換所と3つのウォレットに対応するという。

Gtaxの損益と残高情報の確認画面(プレスリリースより引用、以下同)

 Gtaxは今回の全面リニューアルで、インターフェースの刷新と機能の追加を実施した。取引履歴の取り込みに関して、交換所ごとのデータ取得方法の案内、表示の改善などによって、分かりやすさが向上したという。取り込んだ情報を基に「損益・残高情報」の確認が可能となった。それぞれグラフ表示に対応するため、資産状況を簡単に把握することができるとしている。また、損益計算の際に不足情報を特定するためのエラー検証機能も備えるという。

Gtaxの取引履歴の取り込み画面

 Gtaxは2月1日より、仮想通貨NEM(XEM)の公式ウォレットアプリNEM Wallet(旧Nano Wallet)への対応を開始した。NEMの取引に加えて、マイニングにあたるハーベストやスーパーノードの報酬も自動的に損益計算に反映されるという。NEM Walletの追加により、Gtaxは30の国内外仮想通貨交換所と3つのウォレットに対応することとなり、発表時点で対応交換所数は国内最多であるという。


 また、Aerial Partners社は2月7日、仮想通貨交換所「Liquid by Quoine」を運営するQUOINE株式会社との業務提携を発表した。同交換所での取引について、仮想通貨損益の計算から確定申告までを、税理士と相談しながらオンラインで行えるサービス「Guardian」の対応を開始するという。なお、Gtaxは同交換所の取引履歴取り込みについて、2018年10月の時点で対応済みだ。