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米TwitterのCEO、ツイートにビットコイン投げ銭機能を追加する「tippin.me」を賞賛

Chrome/Firefoxブラウザ拡張機能で簡単に利用可能、Lightning Networkで高速送金と手数料最小限化を実現

(Image: Shutterstock.com)

 米Twitterの共同創設者兼CEOであるジャック・ドーシー氏は2月21日、Twitterのタイムラインに表示される各ツイートに仮想通貨Bitcoinの投げ銭ボタンを追加できるベータ版サービス「tippin.me」を「This is excellent」と賞賛した。ジャック氏もすでに同サービスを試用し、数Satoshi(1BTCの1億分の1)の投げ銭を得たとツイートで明らかにしている。

(Dan Rusnac氏のMediumの投稿から画像を転載)

 「tippin.me」は、Bitcoinのセカンドレイヤー技術「Lightning Network」を利用することで、送金の高速化と手数料の最小限化が可能なため、BitcoinのSatoshi(1BTCの1億分の1)という単位での投げ銭を実現する。投げ銭する側と受け取る側の双方が「tippin.me」のアカウントを作成し、投げ銭する側が任意のLightning Networkウォレットに投げ銭用のSatoshiを用意しておく必要がある。

 ChromeまたはFirefox向けのブラウザ拡張機能をインストールすると、Twitterのタイムラインに表示される各ツイートにライトニングを表す稲妻マークの投げ銭ボタンが追加され、ツイートしたTwitterアカウントに向けて、Satoshi単位での投げ銭が可能となる。ただし、受け取る側が「tippin.me」でLightning Networkウォレットを作成していない場合は、投げ銭ボタンをクリックしても「this user doesn't exist」と表示され、投げ銭を行うことができない。

受け取る側が「tippin.me」のアカウントを作成している場合の例
受け取る側が「tippin.me」のアカウントを作成していない場合の例

 なお、筆者はスマートフォン用アプリの「BlueWallet」でBitcoinとLightning Networkのウォレットを作成し、Bitcoinウォレットの「manage funds」(Refill)機能を利用してLightning Networkウォレットに少額のBitcoin、具体的な金額は10000Satoshi(約44円)(手数料は5422Satoshi)を送金。「tippin.me」にさらに少額の1000Satoshiを送金し、「tippin.me」を介してツイートに投げ銭するところまでの動作検証を行った。投げ銭を受け取った側は、どの投げ銭がどのツイートに対するものなのかを「tippin.me」にログインして確認することができる。

 「tippin.me」の開発者によると、今回公開したものはベータ版ということもあり、投げ銭した仮想通貨を消失してしまう可能性もあるため、少額の投げ銭で試すことを推奨している。また、現バージョンはTwitterの投げ銭だが、MediumやYouTubeにも簡単に応用できるとのこと。