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TwitterのジャックCEO、決済サービス会社の仮想通貨エンジニアとデザイナーの募集を開始

Square社の商業的利益は追求せずオープンソースへの貢献が目的

(Image: Alberto Garcia Guillen / Shutterstock.com)

 Twitterの共同設立者にしてCEOのジャック・ドーシー氏(@jack)は3月20日、氏が同じくCEOを務める決済サービス会社Squareにて、仮想通貨エンジニアおよびデザイナーの人材募集を開始した。氏は自身のTwitter上で、3名から4名の仮想通貨エンジニアと1名のデザイナーを正社員として雇用することを明らかにしている。雇用目的は、Bitcoinおよび仮想通貨エコシステムのオープンソースへの貢献とのこと。

 Square社は、TwitterのCEOであるジャック氏がCEO兼会長を務める決済サービス会社。米サンフランシスコに本拠を構え、日本、イギリス、オーストラリアなど、グローバルに事業を展開している。なお、今回ジャック氏が発表したプロジェクトは、同社の商業的利益ではなく、仮想通貨コミュニティの発展を目的とし、その成果物はすべて公開するとしている。

 プロジェクトはジャック氏の直轄となり、労働はリモートワークでも可能、報酬の支払いはBitcoin(BTC)での支払いにも対応するという。氏は、「自身の自由時間を使ってBitcoinコアやその他のオープンソースプロジェクトに無償で尽くされているエンジニアの皆様、すべての時間をそれに使ってみませんか?私が報酬を支払います」と述べ、候補者を募っている。

 今回の募集にあたって、ジャック氏はSquare社のメンバーから受けた「Bitcoinコミュニティのために我々ができる最も大きなことは、仮想通貨エコシステムをより良く、より広くしようとする人たちに資金を投じることだ」という言葉を挙げた。同社はこれまで、オープンソースコミュニティからさまざまな知見を得てきたという。それに対して対価を支払うこと、また氏の「仮想通貨技術とそのコミュニティが大好き」という個人的趣向を満たすため、今回のプロジェクトは始動した。

 仮想通貨エンジニアおよびデザイナーの募集はSquare Crypto(@sqcrypto)のTwitterにて、DM(ダイレクトメール)で応募を受け付けている。選考の進捗状況や今後のプロジェクトの動向についても同アカウントから報告を行う予定とのこと。