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TECHFUND、ブロックチェーンアプリ開発支援サービスにスマートコントラクトの公開・取引機能を追加

ACCEL BaaS「コントラクトマーケットプレイス」でブロックチェーンエンジニアを支援

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 スタートアップ支援の技術投資ファンドなどを手がける株式会社TECHFUNDは2月20日、同社が提供するブロックチェーンアプリケーション開発支援サービス「ACCEL BaaS」にて、誰でも開発したスマートコントラクトを公開し取引(売買等)できる新機能「コントラクトマーケットプレイス」をリリースした。新機能リリースを記念し、あわせてスマートコントラクトの買い取りキャンペーンを実施する。

 「ACCEL BaaS」は、ブロックチェーンアプリケーションの開発が可能になるクラウドサービス。ブロックチェーンのAPIに簡単にアクセスできるため、マイニングサーバーの立ち上げや、独自の言語を使わなくても、送金やトークン発行、投票などができるサービス。現在はEthereumのみへの対応だが、クローズド環境ではNEMやEOSなど、ユーザーが多くてスマートコントラクトを備えるブロックチェーンへの対応もテストされている。

 「ACCEL BaaS」のコントラクトマーケットプレイスは、ブロックチェーンエンジニアが各自で作成したスマートコントラクトをアップロードすることができ、公開するとスマートコントラクトを誰もが利用できる機能だ。現時点では公開中のスマートコントラクトをダウンロードして利用することや、評価やコメントが可能(評価・コメント機能は近日公開)。ただし、売買の機能は実装していないため、今回の「スマートコントラクト1,000万円分買い取りキャンペーン」はTECHFUND社が「買い取る」と表現しているが、(今後予定している)売買機能を実装した際には、スマートコントラクト作成者がアップロードして「売買」することが可能となる。

 買い取りキャンペーンは、Solidity言語で記述したEthereumのスマートコントラクトがキャンペーンの対象となる(いまはEthereumのみの対応という事情もある)。応募者には査定結果と査定報酬額(0円から最大10万円)の報告、最大10万円相当のEthereumを「ACCEL BaaS」アカウントに充当するという。

 TECHFUND社が今回のキャンペーンを行った目的としては、ブロックチェーンのユースケースが少ないので、この機会にスマートコントラクトを書く機会をもってもらいたいというもの。Ethereumの良さを活かしたもの、ユニークなものを期待しているとのこと。

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