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現金ではなくポイントを投資に回せる「Stock Point」、株式やビットコインなど170銘柄が対象に

投資銘柄の値動きに連動してポイントが増減。蓄えれば株券への交換も可能

 STOCK POINT株式会社は3月14日、株価連動型ポイント運用アプリ「Stock Point」の取り扱い銘柄を、これまでの15から170種類に拡大した。仮想通貨BitcoinやFX(ドル円)にも投資可能となった。同サービスは現金ではなく、セゾンカードやドットマネーなどのポイントを投資に回せる。投資した銘柄の値動きに連動して実際に独自ポイントが増減し、蓄えた独自ポイントで個別銘柄の株式に交換することもできる。

 Stock Pointは、独自ポイントによる手軽な投資体験から資産運用を学ぶことができるサービス。2017年12月より稼働している。銘柄に対してポイントを投資することで、実際の株価の終値に追従した値動きによってポイントの増減が発生する。

「Stock Point」アプリのイメージ図(プレスリリースより引用)

 独自ポイントは、1ポイント=1円で換算される。実際の株価と等しい値まで蓄積すると、株券と交換することも可能だ。なお、株券に交換する際には別途証券口座が必要となる。同サービスで株取引に興味を持ったユーザーが、獲得したポイントを実際の資産運用に生かせるような導線となっている。

 今回のアップデートでは、投資対象が15から170銘柄へと拡大された。追加銘柄は東証1部、2部、マザーズなどの有名企業からなり、服飾、家電、情報、金融などにカテゴリ分けされる。アセットクラス(資産分類)は、従来の個別株とETF(上場投資信託)に加え、投資信託、REIT、FX、仮想通貨が追加された。本来、仮想通貨取引を行うならば各種手続きが必要となるが、同サービスを利用すれば簡易的にBitcoinの取引を体験することができる。

 投資の元手となるポイントは現在、Amebaが運営するポイント貯蓄サービス「ドットマネー」、株式会社クレディセゾンの提供する「永久不滅ポイント」、株式会社ジャックスが発行する「STOCK POINTカード」のカード利用額に応じて獲得することができる。

 Stock Pointのポイントシステム基盤にはブロックチェーン技術が活用されているという。ポイントの交換履歴等は透明性が確保され、将来的にはStock Point基盤を利用する企業間で情報の共有が可能になるとのこと。

 また、本アップデートと同時にStock Pointのアプリダウンロードおよび会員登録で、先着5000名に100ポイントを配布するキャンペーンが開始した。新規に会員登録するユーザーに加えて、既存ユーザーで期間中にクレディセゾン「永久不滅ポイント運用」の運用口座との連携を行った人も配布対象となるとのこと。後者に関して、連携手順の案内が公開されている。キャンペーンの開催期間は3月31日正午までとのこと。

Stock Pointの運用対象銘柄一覧