慶應義塾大学にブロックチェーン寄付講座を開講、「くりぷ豚」のセレス社が支援

写真左から慶應義塾大学の斉藤賢爾講師、株式会社セレスの都木聡氏、慶應義塾大学の村井純教授

　株式会社セレスは4月3日、慶應義塾大学で環境情報学部と共同で「ビヨンドブロックチェーン 基礎／応用」寄附講座を開講したと発表した。湘南藤沢キャンパスの在学生のうち200名程度を対象に、環境情報学部の村井純教授と斉藤賢爾講師がブロックチェーン技術と分散型台帳技術の基礎から解説する。応用可能性の検討や議論を通し、学生に基礎力を身に付けさせることが目標。開講期間は2019年度春学期と秋学期となる。

　セレス社は、ポイントを現金や電子マネーに交換できるサービス「モッピー」「お財布.com」を運営するほか、DAppsゲーム「くりぷ豚」を株式会社グッドラックスリーと共同開発する企業。ポイントをトークン（仮想通貨）の一種と捉えているが、ブロックチェーン技術者の人材不足を課題としている。同社の慶應義塾大学への寄附により開講した寄附講座については、日本国内での専門技術者家育成の一助としたいとのこと。