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EU、ブロックチェーンの社会適用を促進する国際標準化組織「INATBA」を設立

リップル・ConsenSysなど100以上の企業・団体が創設メンバー。世界銀行や国連組織などが政府諮問委員会に参加

(Image: Shutterstock.com)

 欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会は4月3日、ブロックチェーン国際標準化組織「INATBA」を設立した。創設メンバーには、米Ripple、米ConsenSys、米R3、米IBM、Lisk、NECヨーロッパ、富士通テクノロジー・ソリューションズ、アクセンチュア、ALIS、BUIDLなどの企業のほか、SWIFTを含む100以上の企業や団体が名を連ねる。 また、世界銀行、経済協力開発機構、欧州復興開発銀行、欧州投資銀行、気候変動枠組条約、ユニセフ、国連世界食糧計画など、主要な国際機関が政府諮問委員会に加わっている。

 「INATBA」は、ブロックチェーン技術の社会適用を進めるため、EUの政策執行機関である欧州委員会が発足・設立した国際標準化組織。ブロックチェーン技術や分散型台帳技術に関して、民間組織と公的機関との建設的な対話の維持、共同利益を反映した透明性の高いガバナンスモデルの促進、高信頼・追跡性・ユーザー志向を担保したうえでのサービス改善、各産業領域に適したガイドラインと仕様の策定を目的とする。