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Liquid by Quoine、大手ファンドのIDGとASIC開発のBitmainから資金調達を実施

未上場のテクノロジー企業として創業5年未満でグループ評価額10億ドル超を達成

(Image: Shutterstock.com)

 仮想通貨交換所「Liquid by Quoine」(リキッドバイコイン)を運営するQUOINE株式会社は4月3日、同社が属するリキッドグループ株式会社の評価額が10億米ドル(1米ドル=111円換算で1110億円相当)を超えたことを発表した。同社は、世界的に著名なベンチャーキャピタルの1つであるIDG Capital、世界最大の仮想通貨マイニング機器開発企業Bitmain Technologiesの出資により、評価額10億米ドル超えのユニコーン企業へとその名を連ねた。

 ユニコーン企業とは、創業10年以内、未上場、テクノロジー企業の条件を満たし、評価額が10億ドルを超えた企業のことを指す。米国のUberやAirbnbといった市場を牽引するテック系スタートアップがその代表例となる。発表時点で、リキッドグループ株式会社は国内で2社目のテック系ユニコーン企業とのこと。2014年の創業から、5年未満での条件達成となる。

 リキッドグループは今回、未上場企業の資金調達における最終段階とも言えるシリーズCラウンドでの資金調達を実施した。引き受け先はIDG Capitalが主とのこと。IDGは200億米ドル以上の資産を運用する主要な投資会社。Coinbase、Ripple、Bitmainなど、名だたる仮想通貨関連企業へも出資を行っている。

 リキッドグループは今回の調達資金を、グローバル展開や仮想通貨取引プラットフォームの開発、セキュリティトークン市場への参入等に利用するとしている。