仮想通貨(暗号資産)ニュース

Liquid by Quoine、合弁会社設立し米国での仮想通貨交換業展開へ始動

現地のFinCEN登録済み金融業者を買収。2020年1月までにサービス開始予定

(Image: Shutterstock.com)

 仮想通貨交換所「Liquid by Quoine」(リキッドバイコイン)を運営するQUOINE株式会社は5月15日、米国市場への参入を発表した。同社の親会社であるリキッドグループ株式会社は、米国のベンチャーキャピタルVirtual Currency Partners(バーチャルカレンシーパートナーズ)と共に、合弁会社Liquid Financial USA Inc.(以下、Liquid USA)を設立し米国市場への進出を進めるという。

 Liquid USAは、米国のFinancial Crimes Enforcement Network(米国金融犯罪取締ネットワーク、略称:FinCEN)へ登録済みの金融サービス会社IQXを買収したとのこと。同社を通じて米国市場へアクセスするという。

 Liquid USAは現在、米国全土で規制当局の承認を取得するために活動を行っているとのこと。Liquidは、同社が運用するQASHトークンの米国内での利用・取引を含む、同社の全サービスを同国内で提供する予定だという。同社は、規制当局からの承認を受け次第、米国内でのサービスを2020年1月までに開始する方針を明らかにしている。