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米Cloudflare、イーサリアムにアクセス可能なゲートウェイを提供開始

IPFSとEthereumのスマートコントラクトを連携したWebサイト構築が可能に

インターネットセキュリティやDDNSなどのWebサービスを提供する米Cloudflareは6月19日、Ethereumネットワークにアクセス可能なゲートウェイの提供を開始した。Cloudflare Ethereum Gatewayは、追加のソフトウェアをインストールすることなく、Ethereumネットワークにアクセスすることを可能とする。

Cloudflare Ethereum Gatewayは、同社が提供しているDistributed Web Gatewayツールの1つとして提供される。同ツールはこれまで、InterPlanetary File System(IPFS)のゲートウェイを提供してきた。両者を連携して、Ethereumのスマートコントラクトを搭載したWebサイトに、インタラクティブな要素を追加することが可能になるとのこと。

Cloudflare Ethereum Gatewayは、cloudflare-eth.comで提供される。ユーザーはノードを自ら運用することなく、JSON RPC形式でAPIを経由しEthereumネットワークにアクセスすることができる。また、ドメインのバックエンドとしてゲートウェイを使用することで、Webサービスを通じて、これまでスマートコントラクトを利用したことがない人にも、その体験を提供できるようになるという。

Cloudflare Ethereum GatewayではJSON RPC形式のAPIアクセスやEthereumのブロックチェーンステータスを確認できる(Cloudflare Ethereum Gatewayより引用)

CloudflareはEthereum用ゲートウェイの提供を通じて、一般のWebユーザーの仮想通貨ネイティブへの移行を促す。最終的には分散Webをインターネットの基本的な部分にすることを目指すとしている。