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NEM財団、カタパルトに向けたバックエンド開発の専門チーム「NEMスタジオ」を設立

2019年後半のCatapult正式リリースに向け開発を推進

(Image: Shutterstock.com)

NEM.io財団(以下、NEM財団)は6月20日、NEMの継続的な開発支援およびバックエンド開発の専門チームとしてNEM Studios(NEMスタジオ)の設立を発表した。NEMスタジオは、2019年後半にリリースを予定しているNEMの次期アップデート「Catapult」(カタパルト)のコアプロトコルやAPI層の開発に取り組む。NEMホールディングスグループの一員となり、活動資金はNEMコアから直接提供を受けるとのこと。

「Catapult」は、NEMブロックチェーンのバージョン2。2019年後半のリリースに向け、オープンソースで開発が進められている。スケーラビリティ等の向上や機能拡張を行うものである。承認プロセスを拡張するマルチレイヤー・マルチシグネチャや、複数トランザクションの一括処理を可能とするアグリゲート・トランザクションなどが新機能として追加される。

NEM財団は2019年1月に新体制を発足。同時に「Catapult」の開発への注力を表明していた。以来、ロードマップを公開し、マイルストーンを公開するなど、進捗状況を逐次報告している。今回、専任の開発チームを発足することもその一環。NEM財団がフロントエンドの開発サポートを担い、NEMスタジオがバックエンドの開発サポートを行う体制となる。