仮想通貨(暗号資産)ニュース

海外大手Binance、米国市場進出に向け元リップル社のコーリー氏を現地法人CEOに起用

モルガンとSVBを経歴に持つ国際金融の専門家

海外大手のBinanceは、米国居住者向けの仮想通貨交換所「Binance.US」の開設に向けて準備を進めている。Binance.USの運営会社である米国法人BAM Trading Servicesは7月2日、同社CEOに米リップル社のXRP Institutional Liquidityの部門長を務めていたキャサンリン・コーリー(Catherine Coley)氏が就任することを発表した。

コーリー氏はリップル以前は、米モルガン・スタンレーやシリコンバレー銀行で海外送金部門に務めた経歴を持つ国際金融のエキスパートだ。Binance.USのCEO就任あたってコーリー氏は、「Binanceと協力し米国でのブロックチェーンエコシステムの可能性を広げるために尽力する」とコメントしている。

Binanceは6月14日に米国市場への進出を発表した。それに伴い、米国居住者に対する従来サービスの提供終了を予告している。米国居住者はBinance(Binance.com)を、9月12日以降利用できなくなる。また、同社が提供するDEX(分散型取引所)であるbinance.orgのサービスは、米国を含む19か国を対象に7月1日以降利用不可となった。