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マイニング大手ビットメイン、世界最大のデータセンター計画を凍結

昨年、テキサス州に5億ドル投資と発表

(Image: Shutterstock.com)

世界最大の仮想通貨マイニング企業ビットメイン(Bitmain、比特大陸)は昨年、米テキサス州に世界最大のデータセンターを設立すると発表したが、計画が既に中止されていたことが、WIREDの報道で明らかになった。

ビットメインは2018年7月、5億ドル(約540億円)を投資してテキサス州ロックデールに世界最大のデータセンターを設立すると発表した。計画では今年初めに着工し、2年後に竣工。現地で400人から600人を雇用することになっていた。

だが、報道によるとビットメインのロックデールオフィスは2018年11月に人材募集を停止。2019年に入り、ロックデールの行政関係者が「データセンター建設計画は、中止になった」と明かしたという。

2017年に隆盛を極めた仮想通貨産業は2018年のビットコイン価格急落で失速。マイニングコストの上昇で、マイニングマシンの売れ行きも低迷し、ビットメインは2018年に巨額の赤字を計上した。

同社は2018年12月、イスラエルオフィスを閉鎖。今年1月にはアムステルダムのオフィスも閉鎖した。リストラの一環として、テキサス州のデータセンター建設計画も凍結したと見られる。昨年は香港に新規株式公開(IPO)を申請したが、審査の期限切れで断念した。

ただし、今年に入ってビットコイン価格が上昇に転じ、ビットメインの業績も急回復している。同社は米国での上場を計画し、早ければ今夏にも米証券取引委員会(SEC)に上場を申請すると伝えられている。