仮想通貨(暗号資産)ニュース

フランス30ブランドの2万5000店舗がビットコイン決済への対応を決定

2020年3月までに実現。セフォラ・デカトロンなどが協力

(Image: Shutterstock.com)

仏国の決済プラットフォーム開発会社Easy2Playと決済アプリケーションを提供するEasyWalletは9月24日、店舗販売管理システム開発のグローバルPOS(GlobalPOS)と提携し、フランスの店舗でのビットコイン(Bitcoin)決済対応を進めると発表した。フランスでは欧州最大級のリテールカンファレンス「パリリテールウィーク」(Paris Retail Week)が開催されており、その期間に合わせての発表となった。

発表によると、化粧品のセフォラ(Sephora)、スポーツ用品のデカトロン(Decathlon)など仏国の主要な小売企業30社の2万5000店舗が、2020年3月までにビットコインでの支払いに対応する予定。顧客が支払ったビットコインは即座にユーロに交換され、店舗に入金される。

グローバルPOSのステファン・ジーン(Stephane Djiane)CEOは、「この取り組みはフランスでの決済の進化において、重要で象徴的なステップだ。もちろんただの象徴ではない。我々は2万5000の店舗をエコノミー3.0の世界に安全に誘導する」と述べた。

システムを利用するインテリアブランドのマスターシェス(Moustaches)の共同創業者であるグレゴリー・ハーベイン(Gregory Hervein)氏は、「仮想通貨の受け入れは小売業者にとって真の挑戦だ。暗号経済を合法的な形で消費者に提供できるのは喜ばしい」とコメントした。

調査会社のカンター(Kantar)によると、フランス人の6.7%が何らかの暗号資産を保有しており、これは400万人に相当すると推定される。