仮想通貨(暗号資産)ニュース
IBMブロックチェーン、Red Hat OpenShiftに対応
ステラーとの国際送金ネットワーク共同開発の継続も明らかに
2019年9月27日 15:04
IBMは9月24日、Hyperledger Fabricを活用したブロックチェーンサービス「IBM Blockchain Platform」のアップデートを発表した。最新版では、Red Hatのクバネテス(Kubernetes)プラットフォーム「Red Hat OpenShift」のデプロイに対応するという。
別のプロジェクトとして、IBMはStellar(ステラー)のブロックチェーン技術を活用した銀行間の国際送金ネットワーク「IBM Blockchain World Wire」(BWW)を開発している。今回の発表に際して、Twitter上でユーザーから同プロジェクトに関する質問があった。BWWのマーケティング責任者であるモリー・マーティン(Mollie Martin)氏がコメントし、Stellarとの共同開発が継続していることを明らかにした。
Hi James! Yep, we are still working with Stellar. Stellar is the protocol that World Wire (IBM's cross-boarder payments platform) is built on. Thanks for checking in on us! :)
— Mollie Martin (@martinmollie)September 24, 2019
IBMの国際送金ネットワークBWWは、Stellarのブロックチェーン技術を活用して開発が進められている。44行の銀行と提携し、米ドルやユーロをはじめとした47の通貨に対応する。72か国でリアルタイム送金を実現する予定だ。異なる通貨間の決済では、仲介通貨として米ドルなどを用いるが、Stellarの仮想通貨XLMも選択肢の1つになるという。