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博報堂DYMPのブロックチェーン開発チーム、著作権管理システムを発表

知財の著作権をトークン化し流通を監視・著作料を還元する「IPレジャー」

(Image: Shutterstock.com)

博報堂DYメディアパートナーズは10月1日、ブロックチェーンを活用し知的財産(IP)の著作権管理を実現するシステム「IP Ledger」(IPレジャー)を発表した。同社のDApps開発チームプレイアセット(PlayAsset)が開発した同システムは、コンテンツ利用時の著作料の支払いなどを透明化・自動化する。2次流通市場での無断利用を防止する仕組みだという。

IPレジャーは、ブロックチェーン上で知的財産の著作権を代替不可(NFT)トークンとして発行し、管理する。著作権トークンを購入したDApps開発者は、自身のDAppsゲーム内でコンテンツを利用できる。トークンはブロックチェーン上での取引を追跡できる。プレイアセットが独自に開発した技術により、売買の監視と、売買手数料の著作者への還元を実現するとのこと。

IPレジャーの仕組み

プレイアセットは、博報堂DYメディアパートナーズと東京理科大発のスタートアップ企業Shinonomeが協業し、2019年9月から稼働するプロジェクト。「ゲームを遊ぶことが価値になる世界」の実現を目指し、ブロックチェーン技術を活用した新規事業開発を行っている。