仮想通貨(暗号資産)ニュース
リブラ協会「1500社が関心」14日会合で新たな加盟企業を決定か
Facebookリブラ開発子会社CEO「加盟企業の追加は数週間以内」
2019年10月7日 13:22
仮想通貨リブラ(Libra)を運営するリブラ協会は、10月14日に加盟企業による会合を開く。協会に関心を寄せる1500の組織について情報を共有するという。Facebookの子会社で、リブラのウォレットを開発するカリブラ(Calibra)のデビッド・マーカス(David Marcus)CEOは、数週間以内に協会メンバーの最初の増員を行うことを明らかにしている。
We look forward to the first Libra Council meeting in 10 days and will be sharing updates following that, including details of the 1,500 entities that have indicated enthusiastic interest to participate.
— Libra (@Libra_)October 4, 2019
リブラ協会にはマネックスグループなど日本企業を含め、加入について関心を持つ企業も多い。マーカス氏は、リブラ協会へのメンバーの追加に関して、数週間以内に発表を行うことを自身のTwitter上で明らかにしている。
Felt like addressing this. 1) official 1st wave of Libra Association members will be formalized in the weeks to come; (continued)https://t.co/baZkFlGN9O
— David Marcus (@davidmarcus)October 1, 2019
ウォールストリートジャーナルの報道によると、リブラ協会は10月14日に協会憲章の策定と、取締役会の任命のために会合を開く予定だという。マーカス氏の協会への加入企業追加の示唆は、同会で決定が下されることを指していると推測される。
リブラ協会はリブラを2020年内にローンチする予定だが、各国政府や規制当局からの反発は小さくない。最近の当局との議論を踏まえて、MastercardとVISAはプロジェクトへの参加について再考するとし、PayPalは完全に離脱した。リブラ協会はローンチまでにメンバーを100社まで増員する予定だが、現在の加盟企業は27社。最初の増員でどこまで規模が拡大するのか、注目が集まる。