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リブラ協会「1500社が関心」14日会合で新たな加盟企業を決定か

Facebookリブラ開発子会社CEO「加盟企業の追加は数週間以内」

(Image: Ascannio / Shutterstock.com)

仮想通貨リブラ(Libra)を運営するリブラ協会は、10月14日に加盟企業による会合を開く。協会に関心を寄せる1500の組織について情報を共有するという。Facebookの子会社で、リブラのウォレットを開発するカリブラ(Calibra)のデビッド・マーカス(David Marcus)CEOは、数週間以内に協会メンバーの最初の増員を行うことを明らかにしている。

リブラ協会にはマネックスグループなど日本企業を含め、加入について関心を持つ企業も多い。マーカス氏は、リブラ協会へのメンバーの追加に関して、数週間以内に発表を行うことを自身のTwitter上で明らかにしている。

ウォールストリートジャーナルの報道によると、リブラ協会は10月14日に協会憲章の策定と、取締役会の任命のために会合を開く予定だという。マーカス氏の協会への加入企業追加の示唆は、同会で決定が下されることを指していると推測される。

リブラ協会はリブラを2020年内にローンチする予定だが、各国政府や規制当局からの反発は小さくない。最近の当局との議論を踏まえて、MastercardとVISAはプロジェクトへの参加について再考するとし、PayPalは完全に離脱した。リブラ協会はローンチまでにメンバーを100社まで増員する予定だが、現在の加盟企業は27社。最初の増員でどこまで規模が拡大するのか、注目が集まる。